勝手に左手を添えるな


たぶん2.3歳くらいからは自分のことを美人だと思っている。


ブスと言われたときは照れ隠しなんだろうな。あたしのこと好きなんだろうな。と思ってそれ以上は何も思わなかったしむしろ告白されないように避けたりした。


中学校にあがるまで同級生にダウン症のわっかという女の子の友達がいた。村の小さい小学校にしては全体的にマセ具合がすごかった。半分くらいの女子は男子全員のこと一回は好きになってたんじゃないかと思う。わっかもかなりマセてて、ブラジャーをつけ始めたのも生理が来たのもかなり早かった。恋に恋してるようなところがあって、女のことを総称して"ババウンチ"と呼んでニヤニヤしてたのに好きな男の前だといきなりメスモードになるところが好きだった。女嫌いなところもあったけどハッキリしててみんなに好かれてた。あたしはクラスの女子の中で3番目に好きな友達だった。(一番目が幼馴染で、二番目が芸人になってコンビ組もうねと言っていた子)


わっかは違う授業を受けるから、授業中は隣の教室でなんかやっていた。女子の大半は休憩中は必ずわっかの教室に遊びに行ってた。わっかは言葉がゆっくりとしか話せなかったから短い休み時間はとにかく走り回って輪投げの輪で頭叩く遊びとかしかできなかったけど、わっかの教室にはなんでもあって、ジャニーズのCDとかも置いてあったから、ジャニーズ好きだった子は雑誌の切り抜き交換しながらCD聞いて、黒板の前には恋の話とか、ライバルの悪口話してる子がいて、走り回ってる子がいて、なんか空気が異様で楽しかった。わっかの教室は元気で無邪気で気味悪くてまさしく女の園だったと思う。


小4の時に戸田恵子がたまに演じそうなヒステリックの女みたいなやつが担任になった。音楽の先生だった。あたしは今まで生きてきて音楽の先生でおかしくない人を見たことがないんだけど。みんなビブラートのしすぎて脳が揺れて目の焦点合ってなかった。泣いてるんだろうね。


その担任が急にわっかのいないところで休憩中にわっかの教室には遊びに行かないこと。わっかは一人行く中学校が違うし、わっかをもっと大事にしなさい。と真っ当なようなことをかなり怒りぎみに言ってた。その時はやってたトイレ上から除くゲームをする時はわっかのトイレも覗いたし、赤ペンのインクを吸って口の中真っ赤にするやつをわっかもやった。それを知った担任があたしたちがわっかのことをからかって遊んでる、見下してる、って言いたいんじゃん。とすでに生理が来ていた女の子たちが言ってたのが衝撃的だった。なぜ特別扱いしないといけないかもよく分からなかった。正直わっかはあたしの何倍も強かったし、一度わっかが好きな男子の前であたしがわっか◯◯と一緒に帰りなよ〜二人で〜!とからかった時にブチ切れたわっかはあたしのランドセル持って教科書全部冬の川に投げ捨てたことがあった。わっかは嫌なことは嫌と表示したし、嫌がることは当然やらなかったし、遊びに行くのはやめなかった。卒業式の時にわっかのお母さんに今までわっかと遊んでくれてありがとう。と言われた。なんとなく、違和感を感じた。


中学校に入ってからはわっかの中学校はあたしたちの中学校からすごく離れていたからあまり会えなくなった。中2の時に部活で外を走ってる時に家の近くを制服で歩くわっかを見つけて叫んで走っていったら、わっかは久々だったから照れてそっけなかったけど変わってなかった。



ダウンタウンの黒人差別だ!と憤慨している人を見て思い出した元担任のヒステリック女。あの人も黒人差別だ!とわめいている人の一人なんだろうか。


黒人を説明する時に、一切肌の色に触れないのは黒人自体をいないことにしてるみたいで変だ。肌が黒いのは事実として成立しているわけだし。


チンコは出しただけでそこそこの笑いが取れるのにマンコ出してダダスベりしたことがあるあたしとしてはマンコの守られてる感がずっと気味悪い。

必要以上にタブーしてくる感じが似てると思ったから、黒人差別だ!と言ってる人はマンコの守り神。左手を添えるだけ。

スベるのはごめんだからもう出さないけどさ。相当ひきづったよ。あたしお笑い芸人になりたかったから。